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introduction
家づくりのテーマは「平屋×ホテルライク」。料理好きのけんとさんと、お菓子作りが趣味のみなみさん、食を愛するふたりの新しい暮らしは、キッチンを選ぶことから始まりました。重厚感と少しのあたたかみが共存するLDKには、ふたりのこだわりと、妥協なく積み上げた時間が、静かに息づいています。
結婚を機に、家を建てることを考え始めたけんとさん・みなみさんご夫婦。平屋を選んだのは、けんとさんのこだわりからでした。
「納得のいく階段がなかなかなくて。階段って、意外と目につくものなのに、住宅ではありきたりなデザインが多い気がするんです。だったらいっそ階段のない平屋はどうだろうと思い、実際調べてみると、掃除のしやすさや地震への強さ、間取りの自由度の高さなど、平屋ならではのメリットが見えてきました」
毎晩YouTubeやInstagramを見ながら、「この雰囲気いいな」「この間取り、好きだな」と言葉にしていくうちに、固まってきたこの家の“芯”。それが、“平屋×ホテルライク”な家でした。
「もともと旅行好きで、ホテルの建築やインテリアに触れることが、旅の楽しみのひとつで。家を建てるとなってからは、細部まで見ては参考にしていました」と、みなみさん。
ふたりの家づくりは、キッチン選びから始まりました。
「それまで賃貸のキッチンが狭くて、ふたりで料理するにも窮屈で。十分な収納もなく、器も調理器具も思うように揃えられなかったので、キッチンは絶対妥協したくないと思っていたんです」
料理好きのけんとさん、お菓子作りや食器集めが趣味のみなみさん、ふたりの暮らしの中心には、いつも食とキッチンがありました。
さまざまなメーカーを比較検討する中、出会ったのが、GRAFTEKTのキッチンです。
「まだハウスメーカーや工務店が決まる以前に、キッチンが決まり、それが家づくりの中心になりました」
決め手となったのは、デザイン性の高さとレイアウトに関わらずワンプライスという明快さ。
「作業スペースを広く取れるII型のレイアウト、換気扇を壁側に収めてレンジフードが空間の中心に出てこないすっきりとした見た目。ずっと頭の中にあった理想のイメージが、そのままかたちになっていたんです」
実際に見てみたい——と、GRAFTEKTのショールームへ足を運んだとき、色はベトングレーに決めていたというけんとさん。しかし、フォルテベトンを見た瞬間、その深みのあるグレーと落ち着いた佇まいに一目惚れしたと言います。
「実際見てみると、想像以上の存在感があって、これなら『家の主役になる』と即決でした」
その存在感をさらに引き立てているのが、ずっしりとした40ミリの天板です。
「初めは薄型のスタイリッシュさに惹かれていたのですが、YouTubeで海外のキッチンを見ていると、重厚感のある厚い天板の方が、空間のイメージに合うような気がして、後から変更したんです。結果、大正解でした」
フォルテベトン、ブラックウォルナット、ゼブラカルニコ——3色の組み合わせは、サンプルを並べながら決めたもの。既成のスタイルではなく、自分たちの手で組み上げた配色です。
「カラーは当初、すべてフォルテベトンで統一する予定でした。でも、シミュレーションを重ねるうちに、空間が硬くなり過ぎるような気がして。もう少し木のあたたかみがほしいと思ったんです」
そこで目に留まったのが、ブラックウォルナットのカップボードでした。さらに、ワークトップに石目柄のゼブラカルニコを加え、アクセントに。
フォルテベトンの重厚さ、ブラックウォルナットのあたたかみ、そしてゼブラカルニコの上品な表情——この3色が絶妙なバランスで共存し、ホテルライクな空間を、居心地のいいものにしています。
「汚れた手で触りたくない」という、きれい好きなみなみさんのこだわりから、オプションのタッチレス水栓に
また、把手や水栓は、すべて黒で統一。カップボードの上に並べた、オーブンレンジやコーヒーマシン、生ごみ乾燥機などの家電も黒でまとめ、すっきりとした印象に仕上げています。
家電は背の順で整然と並べることで圧迫感もなくなり、空間の邪魔になりません
シンプルなデザインが魅力の生ごみ乾燥機「パリパリキュー」。ゴミの量を減らしてくれ、キッチンを清潔に保ってくれます
以前はサイフォンも使っていたというほど、コーヒー好きのけんとさん。デロンギのコーヒーマシンは、スタイリッシュなデザインとちょうどいい大きさがお気に入り
新築祝いにもらったというりんごの器。「もったいなくて、なかなか使えずにいます」と、みなみさん
ホテルライクな家づくりにおいて、特にこだわったのは「床・クロス・タイルの色」「照明」「収納」の3つです。
床はグレージュ系で揃え、壁は絶妙なグレーに。「真っ白や真っ黒のはっきりした色ではなく、落ち着き感のある、ホテルのような雰囲気をつくりたかったんです」と、けんとさん。キッチンを見渡すリビングは、グレーとも相性がいい白とベージュを基調に、ホッとするようなあたたかみも意識しています。
リビングで特にこだわったのが、TV背面のタイルと、床のタイルのバランス。目地の位置や幅まで細かく計算し、余計な線が視界に入らないように仕上げています。
また照明は、明るくしすぎず、必要な場所だけを静かに照らす設計に。キッチンの飾り棚とテレビ背面のタイル壁には間接照明を取り入れ、夜の雰囲気を大切にしました。
壁面をなぞるように伸びる一本の光は、どこかアートのような雰囲気。夜には大判タイルが柔らかく浮かび上がり、まさにホテルライクな空間を演出してくれます。
天井から下がる照明器具がないことで、よりすっきりとした空間に
ホテルライクな空間をキープするために欠かせないのが、収納です。見えるところに生活感を出さない。そのためにも、「収納は、ありすぎるくらいがいい」というふたり。シンク下やカップボードには、調理器具に調味料、みなみさんが集める食器類を、リビング側のダイニング収納には、よく使う文具などをしまっています。
鍋やフライパンは立てて収納ができ、取り出しやすいのが魅力
また、キッチン奥のパントリーには、食材のストックから掃除用具、ゴミ箱までを収納。
「生ごみ乾燥機があるため、メインのゴミ箱はパントリーに収納しています。見た目もすっきりしますし、不便はありません」
使いやすさの導線も考えた収納設計が、洗練された空間をキープする秘密です。
休日には、けんとさんが料理の腕を振るったり、みなみさんがケーキを焼いたり。キッチンは、ふたりそれぞれの「好き」が重なる場所でもあります。
「このキッチンにしてから、料理の幅も広がりました。先日ピザを自分でこねて作ったのですが、広いのでとても作業しやすくて。オーブンの目の前にダイニングテーブルがあるので、焼き上がったものをすぐに運べるのも気に入っています」
「私は背が小さめなのですが、ダイニングテーブルの高さがぴったりでとても使いやすいんです」と、みなみさん
圧迫感の出やすい冷蔵庫は、シンク横の壁に埋め込むように配置し、空間に馴染ませて。食材の収納から調理までの導線もスムーズ
調理から配膳まで、流れるような導線がつくれるのは、キッチンに連結するダイニングテーブルの大きな魅力。作業台としても使え、夜にはお酒を嗜むバーカウンターにもなるマルチスペースは、ふたりの食の時間を、より豊かに支えています。
「日々の何気ない瞬間に、『いい家に住んでいるな』と思う」と、けんとさん。
「コーヒーを淹れて手作りのお菓子を楽しんだり、飾り棚の間接照明を灯し、ライトアップされた中庭を眺めながら寛いだり。そんなひとときに、幸せを感じるんです」
入居から5か月、このキッチンから広がる夢も、たくさんあります。
「せっかく広いダイニングテーブルもあるので、これからは、もっと友人や家族を呼んで、ひと時を共有したいですね」
家づくりをこれから考える人へ、けんとさんはこんな言葉を残してくれました。
「僕たちは、何か迷ったとき、実際に自分の目で確かめることを大切にしていました。ショールームへ何度も足を運び、家具ひとつ選ぶにも自分の足で探して、妥協せずに動いたことで、家づくりの芯がどんどんはっきりして、迷いもなくなっていきました」
自分の目で見て、触れて、感じる。そのひとつひとつが積み重なって生まれた、世界でひとつのホテルのようなこの場所は、これからも、ふたりの暮らしと共に育っていくのでしょう。
profile
けんとさん・みなみさんご夫妻
中部地方
planning
D-works株式会社
kitchen details
GRAFTEKT デュエ アイランド(II型)|
フォルテベトン × ブラックウォルナット × ゼブラカルニコ
Concept
キッチンと過ごす 日々の風景
「GRAFTEKT scene」
GRAFTEKT(グラフテクト)のキッチンを実際に使う方々の声を通して、日々の使い心地や佇まいを見つめながら、暮らしの中に育つ魅力を丁寧にたどります。
Brand outline
グラフテクト
キッチン・カップボード・取付費を含めた11種のレイアウトがワンプライス。家具のようなキッチンで心地よい空間をご提案します。50年の歴史をもつオーダーキッチンブランド キッチンハウスのセカンドラインです。